犬のコート(被毛)について

2023年09月14日 13:25

こんにちは、ちびまるです。

今日は犬の被毛についてお話させて頂きます。

犬の被毛には2種類があることは、聞いたことがあるかと思います。
似たような犬種の中でもコートの違いがあるのです。
ダブルコートの方がお手入れが大変なのは違いありませんが、
シングルコートでも、清潔に保つことは大切なんです。

〇ダブルコート 二重毛のことで、観察をすると一本の毛の根元から綿毛砂の被毛が生えていることがわかります。

〇シングルコート 一重毛のことで、根元をみるとすぐに地肌が見えます。

<ダブルコートの場合の構造>
犬のダブルコートとは、大抵の場合下の毛は、柔らかく密集をしており、上の毛は、犬種によっては
とてもしっかりとした毛になっていることが多いのです。

同じダブルコートでも、ポメラニアンなどの小型犬の場合には上の毛(オーバーコート)下の毛(アンダーコート)も、柔らかい状態です。
中型犬などの場合(当店のサモエドやハスキーなど)には、オーバーコートは、比較的硬い感じになっています。
とにかく外からの衝撃に耐えられるようにということで、しっかりとした被毛が生えていると考えられます。

ダブルコートの犬種は換毛期には本当に驚くくらいに毛が抜けるので、日頃からのブラッシングに加え
換毛期にはより頻繁なブラッシングや掃除が非常に大切になります。
ブラッシングをして抜けた毛を取り除かないでおくと、不潔になったり蒸れたりして皮膚病の原因
にもなることもあります。
よく毎日ブラッシング大変ですねと言われておりますが、犬にとってはもつれや通気性が悪いことによって
体調を崩すことの方が飼い主としては気を使いますね。
部屋の中が抜け毛で雪景色になるのも困りますし。

シングルコートの犬種はアンダーコートがない、またはわずかしかないので換毛期がない場合が多くあります。
しかし、一度に大量に毛が抜ける時期がないと言いうだけで、全く抜けていないわけではありません。
アンダーコートがいっぺんに生え変わることがないので抜け毛に特に困る時期がないと言った方が正しい
かもしれません。
一方、抜けないからこそ定期的な美容が必須となってきます。
被毛が長くなれば絡みやすいですし、皮膚の通気性も確保できなくなります。

ブラッシングには血行促進やマッサージ効果に加え、重大なコミュニケーションツールにもなるという利点もあり
一日5分だけでも触れ合ってあげるだけで効果が出ると思ってます。

私の経験からでは被毛の状態が悪くなければ大体健康で過ごせているのではと感じています。

何かの機会にお家のわんちゃんねこちゃんの毛を観察して見てください。
思わぬ発見があるかも?!

記事一覧を見る